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管理人氷櫻音羽の自己満足小説の置き場所。不定期・亀足更新です。
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あの日、闇染零と名乗った闇から、右目に『厄災の眼』を受け継いでから月が、三度空に昇った。

その間、母は、屋敷の奥の部屋から、俺を一歩も外に出そうとはしなかった。
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暗く、重い闇がのしかかって来た。

幼い『私』には、其れが恐ろしく、そして、懐かしく、親しみのあるものだった。

あの、紅三日月が俺を照らす。

あの月の夜は右目が痛む。

あの記憶とともに、痛む。
夢を、みた。

記憶のような、そうでないような、曖昧な夢だった。

目覚めて、すぐ右目が熱く痛んだ。

そうか、あの日の夢を・・・みたんだな。

真夜中の月は、白く白く。

俺の記憶の夢を、霞ませてゆく。

夢とはそういうものだろう。
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